昨日、ふと思い立ちました。
「そうだ、ファイナンシャルプランナー(以下、FP)の資格をとってみよう」と。
この記事でお伝えすることは次の2点です。
- 40代兼業主婦(メーカー経理職)の私がFP資格取得を思い立った経緯
- 複雑なFP資格について、順を追って分かりやすく解説
経緯とかいいから手っ取り早く試験について知りたいって方は
目次の2 リンクからどうぞ。
ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取りたいと思った経緯|もろりの場合
今年に入ってブログを立ち上げ、
独身時代に新築マンションを購入した経験をもとに、記事を書いてきました。
思えば私の「強み」って、たくさんの失敗談を披露することしかないのですよ。
失敗からの気づきから、個人的に「こうすればよかった」と思うことをアドバイスするっていう。
そんな失敗ばかりの人間に、あれこれ「節約が大事」とか、「税制を分かっておけ」
とか言われても、説得力に欠けるのではないかと・・・。

資格をとって偉ぶりたいわけではないのよ。
そこのところよろしく。
いままでの私のワンパターンでは、主観的・一方的だとしか思ってもらえない。
ただのボヤキだと思われかねない。
ですが、
公に認められている資格試験を突破することで、
- 客観的なものの見方や思考力を強化できる
- 多くの人に役立つ記事が書けるようになる
- 記事に深みがでる
- 結果、広く共感してもらえるようになるのでは
そんな思いから、久しぶりに勉強をしてみようと思った次第です。
20代30代のころは、仕事に関するいくつかの資格を取得してきました。
コツコツ積み重ねるのは得意なほうだと自負しております。
とはいえ私も40代。
記憶力の衰えが気になるお年頃。
ファイナンシャルプランナーの試験は果たして、そんな私の手に負える資格試験なのでしょうか。
ファイナンシャルプランナー(FP)資格にはどんなものがあるのか
FP技能士・AFP・CFP
資格取得の最初の一歩、まずは過去問から見てみよう!
と思った矢先のこと、どうやらFP資格には種類があるようで・・・。
目指す資格を決めない事には始まりませんね。
詳しく調べてみました。
ファイナンシャルプランナーの資格は以下の3種類です。
- ファイナンシャル・プランニング技能士(以下、FP技能士)
- アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー(以下AFP)
- サーティファイド ファイナンシャル プランナー ®(以下CFP)
FP技能士、AFP、CFPという、大きく3種類の資格があります。
これら3種類のFP資格には、どんな違いがあるのでしょうか。
3つのFP資格を比較①運営団体と有効期限
まずは運営団体と、資格の有効期限について図解しました。

国家資格である「FP技能士」は一度取ったら一生ものの資格です。
試験は、「学科試験」と「実技試験」で構成されています。
学科と実技の二つの試験を突破して初めて「FP技能士」の資格取得となります。
運営団体は2つです。
- 金融財政事情研究会(以下、きんざい)
- 日本ファイナンシャル・プランニング協会(以下、日本FP協会)
運営団体により「実技試験」の問題が異なります。
「学科試験」は共通です。
但し1級については、学科試験の実施は、きんざいのみです。
どちらの運営団体の試験を受けて合格しても、同等の資格とみなされます。
一方で、民間資格である「AFP」と「CFP」は、2年ごとに更新が必要な資格です。
取りっぱなしだと、いずれ失効してしまうのですね。
また、AFP、CFP資格の取得には日本FP協会の会員になることが必須要件です。
入会金と、年会費が継続してかかります。
3つのFP資格を比較②難易度
次に、難易度をざっくり比較します。

FP技能士は3級→2級→1級と、数字が少なくなるにつれて難易度が上がっていきます。
AFPは、FP技能士2級相当。
CFPは、FP技能士1級相当。
FP技能士2級とAFPの関係
FP技能士2級取得が、AFP認定者になるための要件のひとつとなっています。
(ただし例外あり:大学院で所定の過程を修了しているか、税理士会か公認会計士協会に登録がある人は、FP技能士2級を取得せずともAFP認定者になれることも)
外部リンク「AFP資格とは」
FP技能士1級とCFPの関係
AFPの上流資格に位置づけられるCFP。
FP技能士2級とAFPの関係とは違い、FP技能士1級取得はCFP認定の要件にはなっていません。
外部リンク「CFP資格とは」
初心者が目指すべきFP資格はどれか
FP資格の特徴を調べた結果を整理
ここまで調べてみて、「ひとまずはFP2級技能士を目指そう」と決めました。
というのも
- 一度取ったら一生もの
- 資格取得後の維持費がいらない
- どのみちFP2級を取得しないことにはAFP認定者にはなれない
- FP技能士3級だけでは、心もとない
資格の取得や維持に多額のお金がかかるAFPやCFPは、初心者には敷居が高いと感じました。
となるとまずは「FP技能士3級」か、ということになるのですが・・・。
「FP技能士3級」の合格率は、国家資格の中でもかなり高く、受験者の70%前後で推移しています。
そのため「FP技能士3級」は、あくまでFPの入門資格と捉えられています。
3級の過去問を見てみると、選択肢にひねくれたものがなく、回答しやすい印象でした。
- 外部リンク:FP技能士の過去問は以下のページから取得できます。
- https://www.jafp.or.jp/exam/mohan/
- ※私的使用のみであれば、FP協会への利用許諾は必要ないのでご安心ください。
短時間の勉強でも合格できそうな3級にとどまらず、「実務レベル」と言われる2級まで取得したいところです。
以上のことから「FP技能士2級」取得を目標と決めました。
FP技能士の各級における受験資格
ここからは、「FP技能士」に焦点を当ててお話しします。
FP技能士は、ファイナンシャル・プランニング技能検定(以下、FP検定)に合格すると付与される国家資格です。
FP3級技能士 受検資格
FP業務に従事している者または従事しようとしている者
一般社団法人 金融財政事情研究会ホームページより
つまり、だれでも受検可能
ということですね。
FP2級技能士 受検資格
以下のいずれかの条件を満たせば、FP検定2級を受検することができます。
3級技能検定の合格者 |
FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者 |
日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者 |
厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者 |

「3級技能検定」(FP3級検定)の受検もまだだし。
AFP認定研修ってなに?
金融渉外なんちゃら審査なんて初耳だし。
でも、「FP業務の実務経験」ってちょっと気になるな。
FP1級技能士 受検資格
学科試験・実技試験それぞれで、いずれかの条件を満たせばFP1級技能士を受検することができます。
【学科試験】 |
2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者 |
FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者 |
厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者 |
【実技試験】 |
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1級学科試験の合格者 |
日本FP協会のCFP認定者 |
日本FP協会のCFP資格審査試験の合格者 |
「FP養成コース」修了者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者 |
次回の記事では、さきほど気になった「実務経験」の内容についても調べていきます。

いままで就いた仕事を棚卸してみたら、
意外と「実務経験」かもよ。
外部リンク:気になる資格がみつかるサイト・資格Hacks▶https://shikakuhacks.com/
