2021年5月23日のFP2級検定を受検してまいりました。
ともに試験問題と格闘した皆さまにおかれましては、2時間越え(午後の部も合わせると3時間半!)の長丁場、本当にお疲れ様でした。
3月末に受検を思い立ってからというもの、普段の仕事・家事・子育てに、試験勉強が加わり、嵐のような毎日でした。
思うように勉強時間が取れずに焦る時もあり。
ゴールデンウィークの長い休暇のおかげで、なんとか間に合ったのですが、しんどかった!
結果として、短期集中型の私には、ひと月半という対策期間がちょうどよかったということになります。
勉強中は「覚えたそばから忘れていく・・・」という苦い経験もしつつ、継続は力なりを胸にコツコツと積み上げていきました。

忘れて、思い出してを繰り返してこそ、記憶は定着するのだ。
この記事では、短時間学習に効果的な
- FP2級受検対策におすすめの参考書+問題集
- 究極のスキマ時間活用法
について、詳しくお伝えしていきます。
2021.6.30追記
本日、晴れて合格いたしました。
試験当日の自己採点で合格を確信していたものの、結果を見るまでは緊張するものですね。
いざ、自分の受検番号を照会するときには、指が震えました。
これで、この記事でおすすめしている勉強法や問題集が、短期間学習に有効だと証明ができましたよ。
引き続き、安心してご覧ください。
「はじめの一歩」用とあなどるなかれ!ナツメ社のマンガ参考書
さっそく勉強を開始するにあたり、まずは本屋へ。
手始めに良さそうな印象のテキストを買ってきました。

イラストが可愛いです。
この本(テキスト)プラス過去問で、試験の概要をつかんでいきます。
法令は毎年改正されます。最新のテキストを購入しましょう。
テキストを買ったら、検定主催サイトから、直近の過去問を入手。
学科(マークシート)の問題は、金融財政事情研究会主催の試験と、FP協会主催の試験で共通なので、どちらのサイトで入手しても内容に変わりありません。
試験の主催が違う?なんのこっちゃ、という方にはこちらの記事がおすすめです。

テキストを参照しつつ、学科の過去問を1問1問解いていきました。
学科は、4つの選択肢から
「最も適切なもの」
あるいは
「最も不適切なもの」
を選ぶという二つのパターンで問われます。
4つの選択肢について
適切といえる理由と、どの部分が適切でないのか説明できるレベルまで、設問を理解していくことから始めました。
テキスト(マンガ)では、さらっと流してしまった箇所が、実際に試験に問われているところだったりします。
そんなときは、見る目を変えてじっくりと読み返し。
そんなこんなで過去問と対峙した結果、分かったことがありました。
- 曖昧な理解では太刀打ちできない
- テキスト(マンガ)の内容だけで、ほとんどの問題が回答できる
合格ラインは6割の正解です。
マンガテキストは入門用のつもりでいたけれど、実は必要十分な内容なのではないか。
足りない部分は、たくさん問題演習をして、補完していけば合格できる。
過去問と対峙することで、方向性が見えてきました。
見開きで問題と解説の構成が使い勝手よし|ナツメ社の実践問題集
さて、問題演習の数をこなすべく、必要な問題集の検討に入ります。
ここで、最初の相棒と決めたマンガテキスト(ナツメ社)を読んでいて、ちょいちょい出てくるネコちゃんの言葉。

「解いてみるにゃん!」
と言われても、何を解いたらいいのやら分からないにゃん。
きっと、この本に対応している問題集があるはず!
前書き部分を読み返してみても問題集についての記載はなく、途方に暮れていると・・・。
ありました!カバーの折り返し部分に。背表紙にも大きく画像で広告が・・・。
普段、カバーを裏返して(カバーの印刷がない白部分を表にして)つけていたので、気が付かなかったです。
今回は買うものが決まっていたので、アマゾンで注文しました。
問題集も、対応年度に注意して最新のものを購入しましょう。
ナツメ社の、マンガテキストに対応している問題集が、これ

この1冊でOKとは頼もしい。たくさん問題演習ができそう。

帯の口コミもいい感じ。
マンガテキストよりも詳しいテキスト
先にご紹介した「マンガテキスト+実践問題集」の組み合わせで合格するだけの力はつきます。
ですが、実践問題集との組み合わせでは、マンガテキストよりももっと相性のいいテキストがあります。↓それがこちらの「完全攻略テキスト」です。
マンガテキストには、実践問題集の該当ページの記載があります(先ほどのネコちゃんが教えてくれる)が、実践問題集にはマンガテキストの該当ページの記載がありません。
問題を解いた後テキストに戻って確認したいときに、自分でテキストの該当ページを探し出す必要があるのですね。
「完全攻略テキスト」であれば、問題集の解説のところに該当ページが書かれているので、戻って確認がしやすいです。
私は最初に購入したのがマンガテキストでしたので「完全攻略テキスト」は購入しませんでしたが、問題演習のしやすさでいうと「完全攻略テキスト+実践問題集」の組み合わせが最強です。
問題演習のコツ
ひたすらインプット+アウトプット
テキスト(マンガ)と問題集がそろったので、早速問題集を解いていきます。
- テキストで知識をインプット
- インプットした箇所はすかさず問題集を解いてアウトプット
- 間違えた問題、設問の文章を含め曖昧な箇所はテキストに戻り再度インプット
間違えた問題を理解したら、次の単元へ。
ひたすら1~3を繰り返し、インプット+アウトプット。
解いた日付としるしをつけておく(他の選択肢の正否を含めて完璧に回答できたら〇、不正解なら×、回答は出来たけど、他の選択肢が曖昧であれば△)。
マンガテキストは、かわいいイラストやゆるいマンガで構成されているとはいえ、内容は、合格に必要な知識ばかりです。
字面だけ追って覚えようとしても、なかなか頭に入ってきません。
知識を定着させるコツその1:自分ごととしてイメージしてみる
出来るだけ実際の人物や身近なものを当てはめて、イメージづけて覚えるようにします。
不動産取得・年金・相続などのライフイベントは、身近でイメージしやすいですね。
例えば・・・
駅前のラーメン屋さんの建物が、敷地いっぱいに建てられているのは、建蔽率80%の防火地域にある耐火建築物だからだな。
退職金の基礎控除の計算では、私は今の会社を勤続18年と3ヶ月で退職する見込み。
1年に満たない月は繰り上げて19年だから・・・。
「40万円×19年」で760万円控除になるな。
一方で夫は、今のまま勤めると勤続20年を超えてくる。
21年8ヶ月で退職だから式が変わって
「800万円+70万円×(22年-20年)」で940万円の控除だ!うらやましい。
といった感じで、新しく覚えた事柄を、他人事ではなく「自分ごと」にして考えてみるのです。
これだけで、知識の定着度が違ってきますよ。
知識を定着させるコツその2:理由をこじつける
FP2級の学科試験では、同じような効果を狙った複数のものについて重複利用が可能なのか、不可なのかを問われることがあります。
そんな問題に出会ったときは、自分なりのこじつけでもいいから理由付けをしておくと記憶に残りやすいです。
例えば、こんな感じで。
”日本政策公庫の教育ローンと日本学生支援機構の奨学金は、重複利用ができる”
→教育ローンは(ほとんどの場合)親名義で借りるけれども、奨学金は子名義になる。
一人の肩に負担がのしかかることがない。つまり債務超過になりにくい仕組みにしている(に違いない)。
→ひとつの支援だけだと、金額が足りずに希望する教育が受けられない人も出てくる。
そういう機会損失を防ぐためなんだ(きっと)!
こじつけですよ。完全な。
でも、それっぽいでしょ。

こじつけるといっても、よくわからないし面倒だな・・・。

そういう人は、やっぱりプロの力、資格取得講座の力を借りてみてね。
スタディングでは無料おためし実施中。
合格お祝い制度もあるよ。

究極のスキマ時間活用法
机に向かっている時間だけが勉強時間ではないです。
よく合格体験記などで聞かれるのは
「通勤時間やお風呂に入っている時間を有効活用した」等ですね。
とはいえ家事や子育て、仕事に忙しい主婦は
「通勤は自転車ですぐだし。」
「子供が一緒だからそんなにのんびりお風呂に入ってられないし。」
なんて方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたにぴったりの、究極のスキマ勉強法。
それは、いつでもどこでも気づいたときに、覚えたことを思い出すことです。
仕事を持っている方だったら、少しでも余裕のあるときに、
「あれ、昨日覚えたの、どんなことだったかな?」
と、思い返してみるのです。
料理をしながら、
「退職金の基礎控除の金額を出す式はなんだったかな?
勤続年数によって違ったような・・・」
「居住用不動産譲渡の3,000万円特別控除の適用条件ってなんだったかな?」
「それは・・・」
自分に問いかけ、自分に答えてみる。
理解が曖昧だったことに気が付けたならしめたもの。
メモしておいて、あとで(できればすぐに)確認しましょう。
覚えたばかりのことを、すぐに忘れてしまったとしても、落ち込む必要はないです。
むしろ本番前に気が付くことができてラッキーでしたね。

忘れて思い出してを繰り返してこそ知識は定着する!
しつこいけど何度でも言いたい。
本番前に気が付けたのだから運がいいと思って!
↓ちなみに、私はこのくらい忘れましたwww

独学派が通信教育スタディングの無料おためしを試してみた感想
受講する気がなくても試してみる価値あり
すごくいい、の一言です。
講座は、耳と目から同時に入る情報なので、内容が記憶に残りやすいですね。
無料なのに「こんなに聞いちゃっていいの!?」と思うほどタップリの講義内容でした。
独学派にもおすすめの無料おためし|スタディング(FP)
通信教育は独学に比べて高いよね・・・。
正直、資格取得にあまりお金をかけたくないな

無料でも内容たっぷりで勉強になるよ。
分かりやすい講座をぜひ試してみてね。
ここで余談ですが私は過去に、知識のインプットばかりに気を取られて、アウトプットをおろそかにしたために受験で思うような結果が出せなかった苦い経験があります。
有名な講師の授業を聞いたり、定評のある参考書を読みこんだことで、分かったような気になっていて問題演習をあまり重視しなかったのですね。
その結果「分かっているはず」の問題が正解につながらなくて不合格になってしまいました。
そんな経験から、社会人になってからの資格取得時には、少しでも時間があれば問題演習をモットーにしたことで全て一発合格しています。
講義ー問題演習ー復習 の流れがスムーズに
で、何が言いたいかといいますと、スタディングの通信教育は
- 講座を受講
- スマート問題集を解く
- 解説を見る→次の問題へ
- 理解が不足している問題は該当講座を再視聴
の流れが、ものすごくスムーズなんですよね。
下の画像は問題演習の画面(PC)です。

まずは問題を解きます。事前に視聴した講義を思い出しながら〇×で回答します。
次に解説の画面です。

「ちょっと理解が不十分だからもう一度先生の説明が聞きたい」
といった場合にすぐに講義を視聴できるリンクが貼ってあるのですね。赤の楕円で囲った部分です。
これ便利ですよ。
自分だけの復習ノートが作れる|マイノート機能
テキストや問題解説から覚えたい部分を抜粋して、自分だけの復習ノートを作ることができます。

覚えたい部分にマーカーを引いて、クリック一つでマーカーを外して確認ができるようにしたり

各種ボックスを使うことで、プロが作ったみたいな自分だけの「復習ノート」が作れます。
独学派にもおすすめの無料おためし
スタディングの講座は、スマホにダウンロードして、通信環境を気にせずにいつでも受講できるメリットがあります。
疲れていてあまり問題を解く気がないという時には聞き流すだけ、という使い方も。
受講する気がなくても、試してみる価値はありますよ。
ぜひ、受講した部分を得点源にしてください。
